貼薬について
当院では,日常的な歯科の薬品として広く日本国内で歯内療法に一般的に使用されている,
フェノール・ホル マリン系の薬剤を一切,使用をしていません。
これは先進諸国では当然の事なのですが,
未だにほとんどの日本の歯科医院においては"FC" や"CC"と呼ばれる歯内療法(歯の神経の治療)の薬剤を使うところが非常に多いのです。
それは歯科医院の匂いとして連想する刺激のある,あの『ツンとした香りのもと』です。
そういった過去の薬剤に替えて,
当クリニックでは、より生体に優しい薬剤である水酸化カルシウム系のものを使用します。
基本的に生体毒性が少なく,経時的に消失するものとして知られており,
歯内療法には先進国ではごく標準的に用いられている薬剤です。
もちろん日本の薬事法でも承認されております。
この様な事が可能になる理由は,桁違いに高精度の治療が可能となり,
防腐性の強いフェノール・ホルマリン系の揮発ガスによる盲目的な消毒作用に頼る必然性が全く不要になったためです。