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2010年6月28日

奥歯の溝のところにできるむし歯は、はえ始めから2~3年以内にできやすいもの。
特に6歳臼歯はむし歯になってしまうことがおおいのです。

シーラントとは、奥歯の溝を、むし歯になる前にフッ素を放出するお薬で埋めてしまう方法で、特に溝が深くて複雑な6歳臼歯に効果的です。
歯が完全に生えたときにはプラスティックや金属の詰め物をしますが、その前にむし歯になってしまうことがあります。
6歳臼歯が生えかけて、一部分、歯肉がかぶっており、溝のところよりむし歯になりかけていtたりすることはままあります。
このような状況では詰め物はまだできません。そこで奥歯が完全に生える前にフッ素を含んだお薬(セメント)を溝にいれてむし歯になるのを防ぐという方法があります。
歯肉が途中までかぶっている場合にできる唯一の方法ですが、永久的なお薬ではありませんので定期的にやり直す必要があります。

当クリニックでは、シーラントによる処置を推奨しています。
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2010年6月22日

歯の根の先に病巣ができて、外科的にそれを取り出すことによって歯を守る方法があります。

それを外科的歯内療法、または根尖切除逆根充術といいます。当院ではこの手術に手術用マイクロスコープを用いておりますので、外科的侵襲も小さく、予後も良好です。

歯内治療において、従来法では直接に手術野を見ることは出来ないため、手探りのカンに頼る治療でした。そのため内部に感染源となる汚物を残したり、余分な神経・血管の通り道を見逃してしまうことがありました。

しかし、手術用マイクロスコープが開発され、歯科治療の分野に応用できるようになったため、直接手術野を目で見ながら治療できるようになりました。それもただ見えているだけでなく、視線と同一軸で明るい光が照射された手術野を2倍から24倍に拡大して観察しながら治療を進められるのです。これは従来法とはまったく別の次元の治療法といっても過言ではないほどに治療の精度が向上し、その結果、成功率も向上するわけです。

当院では自費治療の歯内治療
(歯の中の神経や血管が入っている根管内を扱う分野。
 いわゆる「神経を取って治療をします」という説明の、歯の中を治療する分野)
において手術用マイクロスコープを活用しております。

歯内治療の分野で、歯の根を口の中から治療するだけでは歯根まわりの顎骨の中に出来た病変が治らないことがあります。この病気の治療に歯ぐきの方から直接、根の先と骨の中の病変にアプローチする治療法があります。これを根尖切除逆根充手術といいます。

従来法では根尖切除逆根充手術の成功率は60%程度といわれています。これに手術用マイクロスコープを応用すると成功率が90%以上に向上すると報告されています。当院ではこの根尖逆根充手術に手術用マイクロスコープを使用しており、高い精度と成功率が期待できます。

当クリニックでは、マイクロスコープ下でのMTA根充をおこなっております。
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2010年6月20日

歯科は材料によって治療の成果がかわる特殊な医療です。
口腔内に詰めたり被せたりする材質にはこだわらなければいけません。

国の制度に甘んじていれば金属を口腔内装着するしかないのですが、金属は必ず錆びます。
特に唾液にさらされている環境ではその進行も早いです。
その金属イオンが体内に蓄積され老化やアレルギーを招くと言われています。

当院では、メタルフリー治療を目指しています。

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2010年6月16日

むし歯を治療したあとのつめ物、かぶせもの、入れ歯などには、あなたの想像以上に様々な金属が使用されています。「歯医者さんが患者の体に悪いものを使うはずがないし、第一、国が体に悪いものを使っていいと認めるはずがない」と信じて、今まで歯科医院で治療を受けてこられたことと思います。

金属アレルギーを起こしやすい代表的な金属には、
「水銀」「コバルト」「クロム」「ニッケル」「パラジウム」、その他にも「アルミニウム」「亜鉛」「ロジウム」などが挙げられます。

残念ながら、これらの金属は
保険適応の歯の詰め物やかぶせ物にたくさん使われています。むし歯治療をしたことがある人なら、たいてい口の中にこれらの金属が入っています。

ドイツなどの医療先進国では、パラジウムが体に与える悪影響を考慮して、パラジウムフリー(パラジウムを含まない、パラジウム0%)の金属を使うことを強く推奨しており、外国製の日本向けの歯科金属のパンフレットでも、「この金属はパラジウムを含みません」ということをわざわざ謳っているほど、パラジウムは身体に良くないと広く認識されています。

当院では、パラジウムの危険性の説明に努めています。

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2010年6月10日

歯内治療とは歯の根の治療のことです。建築にたとえると、建物の基礎工事に当たります。従って歯を守るためにとても大切な治療です。当院では、この目に見えない基礎的な治療に力を入れて取り組んでおります。

「むし歯のために歯が痛い。以前治療した歯がまた痛くて腫れた。」これらが歯内治療の対象となる病気です。実は、これらの病気も細菌の感染で発生するのです。ですから、細菌感染対策が歯内治療に成功する鍵なのです。

当院では、保険外診療にての歯内療法も行っております。
保険外診療の場合、手術用マイクロスコープを用いておりますので、肉眼では見えない精度の高い診断と治療が可能です。
最新のニッケル・チタン製器具と専用マイクロモーターを使用しておりますので、歯の根にも患者様にも優しい治療ができます。
また、完全なラバーダム防湿を実施し、唾液中の細菌の侵入を防ぎます。
このような取り組みは歯の根の治療の成功率を確実に向上させます。

また、米国で主流となりつつある、
one day treatment (1回の診療で、神経の治療を終わらせる術式)
を選択することも可能です。

マイクロスコープ歯内療法
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2010年6月 4日

パラジウムは保健金属の主役ですが、リンパ球幼若化テストという金属アレルギー検査では、約半数の人に陽性反応が出ます。

ドイツでは、保健省が歯科業界に対して、「幼児及び妊婦に、銅を含有するパラジウム合金と、水銀・銀アマルガム合金を使用しない」という勧告を行ないました。


「金銀パラジウム合金」が保険の詰め物として認められたのは、戦後の物がない時代でした。「金銀パラジウム合金」は安く手に入る金属のため、(体に良くないことは当時の研究でも分かっていながら)国の経済力に見合った金属としてやむを得ず保険適応となりました。国に経済力がついたら「金銀パラジウム合金」ではなく、「金合金」を保険の詰め物として適応しよう、と言われていたのに、いつの間にかそのことは忘れ去れて現在に至ります。

「金銀パラジウム合金」に含まれる成分――
金、銀、銅、パラジウム、亜鉛、インジウム、イリジウム、すずなどを含んでいます。これら重金属を含む金属は、口の中で腐食します。長い年月をかけて体内に取り込まれ、あなたの体に何らかの悪い影響を与えているのは言うまでもありません。

2010年6月 3日

先日新聞で報道されました。

親知らず、抜かずに切って後遺症知らず 愛知学院大グループ調査
2010年5月31日 朝刊

根があごの神経と接触している親知らずを治療する際、抜歯せずに歯の上の部分を切り取り、
下の部分と根を残すと、唇のしびれや違和感といった後遺症が出ないことが、
愛知学院大歯学部の栗田賢一教授らのグループの調査で分かった。

栗田教授によると、現代人は歯の大きさに比べてあごが小さく、親知らずが斜めや横向きに
生える人が少なくない。こうした親知らずは、骨の中の「下歯槽神経」とくっついている例が多い。
抜歯して治療するのが一般的な治療法だが、神経が傷つくことがあり、0・4~5・5%の患者に
後遺症が残る。

栗田教授や公立陶生病院(愛知県瀬戸市)の波多野裕子歯科医師らは国内で初めて、
根を残す治療法を数年前から実施。神経と接触した歯根部分を温存し、
歯の上部を切断した後、下の部分と根を骨内に残したまま、歯肉を縫い合わせる方法で
治療を積み重ね、今回、患者194人を追跡調査したところ、後遺症が出た患者はいなかった。

傷口がふさがらない患者は5%いたが、残された歯の根は骨の中を動き、既に神経と
離れていた。このため治療後に比較的容易に歯の根を取れたという。

栗田教授は「神経とくっついているのは、親知らずの抜歯患者10人に1人くらい。中には、
抜歯の後遺症からうつ状態になってしまう患者もいる。今回の調査で根を残す治療には
後遺症がないことが分かり、広く浸透するきっかけになるだろう」と話している。


当院では、開院時よりこの術式を採用しております。

親知らずの抜歯も、気軽にご相談下さい。

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2010年6月 2日

入れ歯が痛くて、インプラントにしようかお悩みの方はいらっしゃいませんか?

ウッズ歯科クリニックでは、カウンセリングでお口の中の状態を拝見して、
アドバイスさせて頂いております。

まずは、一度ご相談ください。
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「ウッズ歯科クリニック」 院長 近森直人

「ウッズ歯科クリニック」
院長 近森直人
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【経歴】 1999年
東京医科歯科大学
 歯学部卒業
同大学付属病院
 第二口腔外科勤務
神奈川県及び大阪府、
 京都府の歯科医院で勤務医
2010年3月
ウッズ歯科クリニック開院

【所属学会】
日本歯内療法学会会員
日本顕微鏡歯科学会会員
アストラテックインプラントコース修了
M.E.Iマイクロスコープコース修了
M.E.Iマイクロサージェリーコース修了