歯内治療 その2
歯の根の先に病巣ができて、外科的にそれを取り出すことによって歯を守る方法があります。
それを外科的歯内療法、または根尖切除逆根充術といいます。当院ではこの手術に手術用マイクロスコープを用いておりますので、外科的侵襲も小さく、予後も良好です。
歯内治療において、従来法では直接に手術野を見ることは出来ないため、手探りのカンに頼る治療でした。そのため内部に感染源となる汚物を残したり、余分な神経・血管の通り道を見逃してしまうことがありました。
しかし、手術用マイクロスコープが開発され、歯科治療の分野に応用できるようになったため、直接手術野を目で見ながら治療できるようになりました。それもただ見えているだけでなく、視線と同一軸で明るい光が照射された手術野を2倍から24倍に拡大して観察しながら治療を進められるのです。これは従来法とはまったく別の次元の治療法といっても過言ではないほどに治療の精度が向上し、その結果、成功率も向上するわけです。
当院では自費治療の歯内治療
(歯の中の神経や血管が入っている根管内を扱う分野。
いわゆる「神経を取って治療をします」という説明の、歯の中を治療する分野)
において手術用マイクロスコープを活用しております。
歯内治療の分野で、歯の根を口の中から治療するだけでは歯根まわりの顎骨の中に出来た病変が治らないことがあります。この病気の治療に歯ぐきの方から直接、根の先と骨の中の病変にアプローチする治療法があります。これを根尖切除逆根充手術といいます。
従来法では根尖切除逆根充手術の成功率は60%程度といわれています。これに手術用マイクロスコープを応用すると成功率が90%以上に向上すると報告されています。当院ではこの根尖逆根充手術に手術用マイクロスコープを使用しており、高い精度と成功率が期待できます。
当クリニックでは、マイクロスコープ下でのMTA根充をおこなっております。
http://www.woods-dc.jp/