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2009年4月 9日

歯肉が痛い、血が出るといった症状でお悩みの方へ

歯肉が痛い、血が出るといった症状でお悩みの方へ歯周病は歯の周辺組織(歯根膜、歯肉、歯槽骨など)の病気の総称で、歯周疾患ともいわれています。

当院ではブラッシング指導・歯のクリーニングを中心に、必要に応じて歯周外科手術まで行っております。このページでは当院の歯周病治療についてご紹介します。

<当院の予防歯科メニュー>
ブラッシング指導
スケーリング
PMTC
そもそも歯周病とはなんですか?

ブラッシング指導

ブラッシング指導一人ひとりに合ったブラッシング方法を教えます。

虫歯や歯周病の原因のほとんどは、ブラッシング不足 です。歯科医院での予防や治療だけでは歯を守ることはできません。"磨いている"と"磨けている"には大きな差があります。

しっかり磨いているつもりでも、歯と歯の間や奥歯の裏側などに歯垢が残っている場合がみられます。歯周基本検査、レントゲン検査、口腔内写真などの診査後、当院では一人ひとりのお口の状態や歯並びなどに合った正しいブラッシング指導 を行っています。

スケーリング

スケーリングスケーリングとは、歯根表面の歯垢・歯石などを除去し、表面を滑らかにする治療方法です。

歯石の表面はザラザラしているためプラークが付きやすく、付着したプラークが落ちにくくなります。歯石は一度取ってもしばらくすると再形成されるため、定期的に歯科医院で取ってもらう必要があります。歯石を取ることでプラークが付きにくい状態にし、歯周病を改善します。

PMTC

PMTC歯科医師、歯科衛生士などの専門家が歯のクリーニング専用の器具で、お口の中の清掃を行うのがPMTC(Professiona lMechanical ToothCleaning)です。

残念ながら、普段のブラッシングではすべての汚れを洗い落とせません。汚れを放置すると、そこへ新たな歯垢や沈着物が付着したり、歯石がさらに成長することがあります。

そこでPMTCで汚れや沈着物を除去。同時に歯の白さや健康な歯肉を取り戻すことができます。また虫歯や歯周病の予防だけでなく、ヤニや黄ばみなどステイン除去、口臭の改善などにも効果的です。 最近では、PMTCを受けるためにサロン感覚で通う方もいらっしゃるほど。お口もさっぱり、息も爽やかになります。

PMTCはクイックジェットで歯の表面に付着したものを取り除くタイプと、研磨剤無配合のペーストを使うタイプの2種類があります。まずはご相談ください。

そもそも歯周病ってなんですか?

歯周病は歯をささえる骨や歯肉の病気です。

たとえば家を想像してみてください。家も土台が悪いとぐらぐらして、ついには倒れてしまうでしょう?このメカニズムは歯周病も同じです。歯周病は、歯の土台である歯槽骨がだんだん無くなっていき、ついには歯が抜けてしまう怖い病気です。

歯垢が石灰化し歯石になると、歯と歯肉の付着部分に隙間(歯周ポケット)ができます。炎症が歯肉内部に進むと、歯根膜や歯槽骨が破壊されて歯を固定する力が弱まり、放っておくと最終的に歯を失います。

近年の厚生労働省の調査では、成人約7割が歯周病にかかっているという結果が報告されています。歯周病の症状は、最初はこれといった症状はほとんどなく、末期に近くなって症状が現れ既に手遅れの場合がほとんどです。軽度のものも含めると、40才以上では5人中4人は歯周病にかかっていると言われます。

<歯周病の進行具合と治療方法について>
◆ 軽度歯周病
歯と歯肉の間に、プラーク(歯垢)や歯石がたまり、細菌の繁殖により歯肉に炎症が起こった状態です。歯肉の腫れや出血などを伴います。この段階であれば、歯科衛生士によるブラッシング指導や、1~2回の歯のクリーニングを行うことで、比較的短期間で回復します。

◆ 中等度歯周病
口臭や出血がひどく、歯石の付着も目立ち、専門家が見れば歯肉にも炎症を起こしているのが確認されます。徐々に骨が後退しはじめ、歯周ポケットも深くなり、歯も動揺してきます。この段階では、歯の表面に沿って歯肉溝の奥まで付着した歯石を取っていきます。痛みを感じる時は麻酔をして無痛状態の上で行います。さらに、数回にわたって除石を行い歯肉の状態が改善された後に検査を行います。

歯肉溝(ポケット)の深さが4mm以上あるところは、通常の手用器具を用いた非外科的な処置は見込めないため、歯周外科の適応となります。

◆ 重度歯周病
さらに進行し歯肉は化膿して、真っ赤に腫れます。骨もかなり破壊されて後退し、歯の動揺がグラグラと大きくなっています。重度の場合、非外科処置では対応できない部位があれば歯周外科にて対応します。それでも保存不可能な場合は、残念ながら抜歯となります。


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