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2009年4月10日

麻酔を工夫。痛みゼロの虫歯治療を目指す

歯の銀行005「歯が痛い。どうも虫歯のようだ」「虫歯を治したいけど、痛いのが苦手」という方はいませんか?当院では、麻酔を徹底的に工夫し、治療の痛みをできるだけ減らしています。 このページでは、当院の痛みの少ない虫歯治療についてご紹介します。

麻酔をするその前に...「麻酔の痛み」自体を軽減します
麻酔薬の注入時にも、高度な技術を使います
できるだけ歯を削らない治療~MI治療
知っていますか?虫歯のメカニズム

麻酔をするその前に...「麻酔の痛み」自体を軽減します

歯科治療では、痛みを抑えるために、「麻酔」をかけますが、「麻酔そのものが痛かった」という経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。当院では、麻酔のときは、表面麻酔を使用 し、麻酔の痛みそのものも軽減するようにしています。

表面麻酔とは、皮膚や粘膜の知覚を麻痺させるために行なう麻酔法のこと。塗り薬のように患部に直接塗ることで、麻酔針を注入する際の「チクリ」をできるだけ減らしています。

麻酔薬の注入時にも、高度な技術を使います

麻酔薬の注入時にも、高度な技術を使います麻酔の針のささる痛みを抑えても、その後には麻酔薬を注入する痛みがあります。その痛みは、麻酔を注入するスピードによる余計な圧力です。当院では、「電動麻酔」とよばれる特殊な装置をつかって、ゆっくりと麻酔注入。 麻酔を入れるときの、痛み・不快感を抑えています。

実際、多くの患者さまから「痛みがほとんどなかった」「思った以上に、あっという間に治療が終わった」 などの声をいただいております。

できるだけ歯を削らない治療~MI治療

できるだけ歯を削らない治療~MI治療「虫歯を治療して欲しいけど、できるだけ歯は削りたくない」という方も、多いのではないでしょうか。そこ当院が、実践しているのが「MI治療」 という考え方です。

「MI治療」の「MI」というのは、Minimal Intervention(ミニマル・インターベーションまたは、ミニマム・インターベンション:最小限の侵襲)の略。つまり、「極力歯を削らずに、今ある歯をできる限り残す」 という意味です。治療法というよりも、「歯をなるべく保存しようとする考え方」と思っていただければ良いでしょう。

具体的には、虫歯の部分だけを削り、削った箇所には「レジン」とよばれる白い粘土のような材料で埋めます。今までの治療方法よりも、削る部分も少なく、つめもの・かぶせものを作る必要がないので、1回の通院で治療が終了します。 また、金属製のつめものを使用しないので、見た目が美しいのも特徴です。当院では患者さまの歯の状態に合わせて、MI治療をお勧めしております。

※重症化した虫歯には、適用できない場合があります。一度、ご相談ください。
※MI治療は保険診療対象外となります。

<MI治療のメリット>
・上手にやれば天然の歯と見分けがつかない
・1回の通院で終わる
・オールセラミクスや金合金と比べて安い
・健康な歯をほとんど削らない
・神経を保存できる可能性が一番高い
・修理や修正が容易

知っていますか?虫歯のメカニズム

虫歯は進行状態によってC0~C4 までの段階に分けられます。あなたの歯はどのタイプですか?ぜひ一度セルフチェックすることで、自分の歯の状態を的確に知りましょう。

知っていますか?虫歯のメカニズム◆ C0
初期虫歯の状態です。まだ歯に穴は開いていません。フッ素とキシリトールを使って、歯を再石灰化させることで、改善していきます。

知っていますか?虫歯のメカニズム◆ C1
歯の表面のエナメル質にだけ穴が開いた状態です。この段階では痛みはありません。放置すると進行してしまうので、削って詰める治療が必要です。とはいえ、削る部分は最小限で済みます。

知っていますか?虫歯のメカニズム◆ C2
エナメル質の下にある象牙質にまで達した虫歯です。まだ神経に達していないので、強い痛みはありません。しかしながら、ときどき甘いものなどが染み始めます。この段階では、削って型取りをし、出来上がってきたものをとめる治療を行います。
※麻酔を使って治療していきます。

知っていますか?虫歯のメカニズム◆ C3
虫歯が神経に達し、歯髄炎を起こした状態です。歯根膜に炎症が起き、歯根膜炎になることもあります。ここまでくれば、激痛を伴います。この段階では、麻酔をして、歯を大きく深く削り、神経を抜き取ります。

知っていますか?虫歯のメカニズム◆ C4
神経が死んでしまった状態。痛みは少ないものの、虫歯菌が血管を通り、心臓病や腎臓病を引き起こすこともあります。こうなってしまっては、ほとんどの場合抜歯の必要があります。


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